おせち料理の思い出

正月のおせち料理には各自色んな思い出があると思います。子供頃楽しみだった人もいれば苦手な人もいたでしょう、ここではそんなおせち料理の思い出について書いています。

家族構成とともに変わっていくおせち料理の形

私は生まれも育ちも道産子です。

北海道では、12月31日大みそかの日に
おせち料理を食べるという習慣があります。

子どもの頃は祖父母の家に大勢の親戚が集まり、
朝から母親たちはおせち料理作りに励んでいました。

黒豆や栗きんとん、伊達巻、昆布巻きなどなど、
時間や手間がかかるおせちも全て手作り。

大みそかはテーブル狭しとおせち料理だけでなく
ご馳走が並んでいた思い出があります。


祖父母が亡くなってからは、
親戚が一同に集まって大みそかを過ごすことがなくなり、
両親と私達3兄弟で過ごすように。
それでも母はかかさず毎年おせち料理を作っていました。

特に父が大好きな昆布巻きは母から私が作り方を教えてもらい、
高校生くらいから私の担当に。
他のおせち料理も一通り母に教えてもらいました。

兄弟が皆結婚して家を出てからは、
大みそかは実家に帰省できる兄弟家族だけが集まるようになりました。

母も歳を重ねるごとにおせち料理を作るのが大変になり、
だんだんと購入するおせちの単品が増えるように。
それでももちろん昆布巻きは手作りです。


現在ではおせち料理を予約して購入するようになりましたが、
それでも数品は必ず手作りをし、
テーブルの上に豪華なお重とともに並んでいます。

我が家では家族の形とともに、おせち料理も変化してきています。