おせち料理の思い出

正月のおせち料理には各自色んな思い出があると思います。子供頃楽しみだった人もいれば苦手な人もいたでしょう、ここではそんなおせち料理の思い出について書いています。

毎年手作りの母のおせち料理~娘が引き継ぎ我が子へと

私は結婚5年目の主婦です。

結婚前から毎年おせちは、母の手作りでした。
出汁巻き卵に黒豆煮、なますに昆布巻…。
ごく普通のよくあるおせち料理のおかずです。

毎年同じものでしたが全く飽きる事はなく、
毎年とてもおいしくいただいていました。

そして私も結婚をし家庭を持ち、初めてのお正月。

今まで当たり前のようにあったおせちがなく、
とても焦っていたのを覚えています。

ネットでもおせちが買える時代ですので、頼んでしまえば早いのですが、
昔から手作りのおせち料理を食べ慣れていたので自分も作らなければ!
と気合いが入りました。

今までおせちは食べる側で作った事など一度もなかったので、
母に一から教わる事にしました。

ありきたりなおかずではありますが、教わって初めて知る大変さ。
どれもこれも簡単、短時間でできるものではありませんでした。
一つ一つ行程をきちんとしていくと数日はかかるものです。

これを小さい子供がいる頃から毎年毎年作っていた母を思うと
尊敬しかありません。

私にも現在3人の子がいます。
この子達の面倒を見ながらのおせち作りはとても大変です。
しかし、私が作ったおせちをおいしいと言ってくれる主人と子供達。
この言葉が何より嬉しく作りがいがあります。

私の母もこのように思って毎年作ってくれていたかもしれません。
母の味を忘れずこの先も毎年おせちは手作りで頑張ろうと思います。