おせち料理を始めて知って自分で作った思い出
我が家には昔から、おせち料理というものが存在しませんでした。
お正月に食べるものと言えば、朝、お屠蘇を飲み、お吸い物を頂きます。
後はお餅を焼いてお雑煮を作って食べます。
なので、私は高校生になるまで、おせち料理の存在も知りませんでした。
高校では調理科に入りましたので、季節の料理や伝統料理を勉強します。
そこで始めておせち料理を知った訳です。
冬休みに入る前に、友人と大晦日に二人でおせちを作ってみよう、
と約束しました。
何を作ろうか考えます。
田作り、煮しめ、栗きんとん、紅白なます、黒豆は難しいので、
金時豆で煮豆を作る事にしました。
それから。
みかんをくりぬいた皮に、みかんゼリーを流し込み、
みかん寒天を作って出来上がりです。
お互いに材料を持ちより、私の家に集まりました。
いざ、作り始めましたが、なかなか時間がかかり、はかどりません。
母が、手伝おうか?と言ってくれましたが、
何としても友達と二人で作りたかったので、断りました。
しかし、下拵えから始めたので、
全部出来上がったのは夜の10時を越えていました。
重箱に詰めていきます。
最後に母が買ってくれていた伊達巻と、かまぼこを盛り合わせて、
綺麗なおせちが出来ました。
初めておせちを作った思い出です。